けちくっちの日常

ブログ始めました。最近YouTuberの方がブログ始めましょうと言っている方が多く見受けられるので自分も始めてみようと思いました。ジャンルは特に決めてはいませんので自分が感じたことや思ったこと、最近気になっている話題などを中心に記事を書いていければと思っております。

「一般社団法人ひるがお」と「就労移行支援事業所Melk」の違い

今回は就労移行支援事業所の違いについて話していこうと思います。

何故このような記事を書こうと思ったかと言うと、就労移行も事業所別で色々と違う部分があって自分も転籍をした際に戸惑いました。なので、自分が転籍した際に感じた率直な感想や見解を述べて行ければと思っております。

 

①自主性(能動性)

これは1番の大きな違いなのでは無いかと思います。

ひるがおに居た際には、訓練の時間割が予め決まっていて、その時間割に従って訓練を進めていくという流れになります。

なので、基本的に小学校や中学校と同じような感じで言われた事をただひたすらやっていくというイメージです。

それに対して、Melk(メルク)は基本的に自分が主体となって訓練を進めていくイメージです。毎日、午前と午後で決まっているプログラムに対して、自分がその訓練に参加するのか、それとも参加せずに個別訓練に取り組むのかを選ぶことになります。

なので、自分は電話応対が苦手だから電話の練習がしたいと思ったら、電話の練習をしたり、お茶出しの経験が無かったとしたらお茶出しの訓練をする事もできます。

このような感じで、個人の苦手を克服したり、補いたいという方にはメルクをオススメしたいと思います。

 

②資格

これも大きな違いだと思われます。ひるがおは日本情報処理検定というパソコンの資格(Word、Excelのみ)の学習が訓練の中に組み込まれており、尚且つひるがお内でその試験を受験することが出来ます。

基本的に就労移行は就職を斡旋する事だけに特化してる所が多い為、資格を取る事に関しては全く組み込まれて居ない所が殆どですが、ひるがおに関しては資格を取れるという他には無い利点があるのが特徴です。

 

③就職活動(応募書類・面接・実習など)

多くの就労移行では、自分で応募書類を作ってスタッフに添削して貰うという流れが一般的ですが、ひるがおでは担当の就労支援員が全て作ってくれます。障害についての現状と詳細や配慮点などをまとめるのは非常にダルいのですが、ひるがおではその手間が全く無いのが利点と言えるでしょう。

また応募書類を提出してからの流れも大きく違います。書類審査をするとまず面接をしてから2次面接に移るor実習という流れが多いのですが、ひるがおが紹介する企業は大体予め支援員が実習先の企業にアポイントを取っているので、いきなり実習をするということが可能です。書類審査や面接という非常に面倒な物が無いのでスムーズに内定に辿り着けます。

そんな感じでひるがおは就職活動が他の就労移行よりも楽でスムーズに進められるのがメリットです。

 

④事業所内の雰囲気(利用者・職員)

メルクでは利用者さんの事をトレイニーさんと呼んでおり、1人のメンバーとして尊重されている感じがします。職員の方も基本的に敬語で話しかけて来て下さり利用者の気持ちを尊重した上で訓練や就職の斡旋を進行させてくれます。

それに対して、ひるがおは利用者の事を子供扱いしているのか分かりませんが、基本的に職員は利用者に対してタメ口で話しかけて来て、助言やアドバイスも「過去自分はこうだったからこうなんじゃないか」「こうしないとダメだ」という様な言い口で、自分の価値観や考え方を押し付けていくスタイルを貫いているので、利用者の反感やストレスを助長させます。中には優柔不断な方や自分で決めるのが苦手という方も居るのでこういうスタイルが一概に悪いとは言い切れませんが二十歳を過ぎている立派な大人である人に対して余りにも上から目線&自己満足で事を進め過ぎだと思いました。

また利用者の気持ちを尊重せず、自分の主観だけを押し付けるという部分もひるがおスタッフの余り良くないところです。

コミュニケーションが苦手だというだけで、作業系の仕事に行けと言ってきたりします。もしそれでその仕事が合わずに辞めてしまった場合スタッフは責任取ってくれない癖によく一方的に就職先を強制させれるよなぁと思うし、逆に凄いわと思ってしまいます。

 

⑤スタッフ構成

これも大きな違いです。メルクは就労支援員が複数人いるので沢山いる利用者の就職活動に対応することが出来ます。また、定着支援のスタッフも専門でいるので就職後も安心して働くことが出来ます。

これに対してひるがおは、面接の同伴や実習のセッティング、定着支援などを全て一人の人で賄っているので、就職活動を行う人が複数人出てきた時に対応しきれず、時間を持て余してしまう利用者の方が多数出てしまうのが非常に気になるところです。

 

⑥立地条件

メルクは駅に近い所に事務所を持ち構えている事が殆どなので比較的通いです。それに対して、ひるがおは駅から遠く離れたよく分からない場所(一応最寄り駅から徒歩2キロ弱ではあるが・・・)にあるので通勤が結構だるい所がデメリットです。

 

⑦金銭的な支援の有無

メルクは、午前中通所若しくは終日通所の利用者に対して昼飯を無料で提供してくれます。また、交通費を月に10000円まで支給してくれます。また、ドリンクサーバーで飲み物も飲み放題です。これに対して、ひるがおはこういった支援は一切ありません。

↓メルクではこの様な美味しい食事が楽しめます。

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約2年間という非常に長い時間を就労移行に費やした自分の見解を言わせて貰うと、

 

「ひるがお」

①強制力が強い

②資格が取りやすい

③就職活動が非常に楽

④スタッフが馴れ馴れしい&上から目線

 

「Melk(メルク)」

①自主性(能動性)を重んじている

②資格取得の支援はしていない

③応募書類作成&面接練習がダルいけど、大手企業や都内の企業を狙える

④スタッフが親切、利用者の気持ちを重んじている

 

という事になると思います。

 

・自分で決めるのが不安・苦手な方

・資格が欲しい方

・就職活動をスムーズに行いたい方

・職員とアットホームな雰囲気を築き上げたい方

ひるがおがおススメです。

 

逆に、

・自分の方向性がある程度決まっている方

・資格は自力で取れる方

・大手の企業や都内の企業を狙いたい方

・自分の気持ちを尊重して欲しい方

・職員と対等な立場で訓練をしたい方

Melk(メルク)がオススメです。

 

両方の就労移行に共通してる部分は、役に立たない訓練が多い、スタッフが余り役に立たないという所だと思います。

目的が明確になっていないものも多いし、遊びっぽい訓練や下らない訓練も多々あります。こんな訓練をやってるくらいなら、さっさと就職して実務経験を身につけた方がマシだという考え方になるのも無理はありません。

また、応募書類を書く際や、面接の受け答えに対して、よく無い部分の指摘はしてくれるがこうすれば良いという解決策は自分で考えさせられます。

ダメな部分を指摘するだけなら幼稚園児や小学生でも出来ます。解決にまで導いて就職させるのが就労移行スタッフの役目なのに、これでは子供レベルと同じです。結局自分で考えなければいけないという点では、1人で就活しているのと何ら変わらないので、こういう部分が気に食わない人は就労移行なんてさっさと辞めて自分で就活した方がいいでしょう。

 

これらの事を踏まえた上で就労移行に入るかどうか、またメルクとひるがおどっちに入るかという事を決めるべきだと思います。

 

 

「ひるがお」

office-hirugao.jp

 

 

「Melk(メルク)」

川越第1オフィス 

www.melk.co.jp

 

川越第2オフィス

www.melk.co.jp